ローマ人の物語(11) 塩野七生
ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/09
- メディア: 文庫
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しかし、カエサル強し。著書の中のカエサルを見ていると、勝つ為に、人間の感情、お金、気候等を数値化して決断をしているのかと思うくらい鮮やか。その中で失敗もするけど、巻き返しが早い。しかも、色々な方向に向けて動けるから凄い。
戦闘でダメだったら政治で。政治がダメだったら戦闘で。場面場面にあった最適な一手を打っているような感じがする。本当、将棋みたい。遊んでいる。余裕もあるし偉大だ。
どうやったら、「人は見たいものしか見ない」とか、人を観察して考えきれるのか知りたい。
ちょっと、少し、カエサルのファンになったかもw 面白い一冊です。