夜の歌

プログラミング、音楽、本について緩く書いていきます。

ローマ人の物語(11)  塩野七生

ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫)

読みました。カエサル対ポンペイウス、いよいよ大詰めです。 ローマ史でも武将としての才能を輝く二人。どちらが勝つか。

しかし、カエサル強し。著書の中のカエサルを見ていると、勝つ為に、人間の感情、お金、気候等を数値化して決断をしているのかと思うくらい鮮やか。その中で失敗もするけど、巻き返しが早い。しかも、色々な方向に向けて動けるから凄い。

戦闘でダメだったら政治で。政治がダメだったら戦闘で。場面場面にあった最適な一手を打っているような感じがする。本当、将棋みたい。遊んでいる。余裕もあるし偉大だ。

どうやったら、「人は見たいものしか見ない」とか、人を観察して考えきれるのか知りたい。

ちょっと、少し、カエサルのファンになったかもw 面白い一冊です。