2013-10-13 ローマ人の物語(17) 塩野七生 書評 歴史 ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/08メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (91件) を見る 副題が「悪名高き皇帝たち」と書かれていたので、エグいことした皇帝が続くのかなと思っていけど、全然違った。個人的に、かなりティベリウス好きかもしれない。周りを気にせず、目的の為に制作を実行する姿がカッコいいし、悪評が立とうが、自分の仕事のし易さを求めてカプリに隠遁するのもいいね。 ただ、塩野さんが言うように、民衆と元老院をある程度騙すような行為を全くしなかったのは、ティベリウスの大きな欠点だったとは思う。まあ、でもそれは、カエサルが凄すぎたってことなんだろうと思う。誰かが、1000年に1人のリーダーって言っていたしね。