夜の歌

プログラミング、音楽、本について緩く書いていきます。

ローマ人の物語(7)  塩野七生

ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)

2回目。今回は、マリウスとスッラの時代と、ポンペイウスの時代の話。

しかし、いかに有能な人でも、全てを持ち合わせるのは無理なのか。スッラについて書かれた文章を読んでそう思ってしまう。

何でスッラは、元老院体制の維持を固辞したのか。時代に合わなくなったシステムを切り捨てることをしなかったのか。そこまですべてを見通せる人は、なかなかいないということなのか。

それでも、優先順位をはっきりさせて、実行していった所は凄い。