夜の歌

プログラミング、音楽、本について緩く書いていきます。

『発酵野郎! 世界一のビールを野生酵母』鈴木成宗

発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる

発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる

伊勢角屋麦酒のビールを、最初に飲んだのはいつだったか。飲んだのは、確かペールエール。初めて飲んだ当時、ビールが好きじゃなくて、どうかなと思って飲んだ。これが美味しくて、あれからビールが好きになってしまった。ビール最高。

本書を読むまで、鈴木さんはビールが好きで、事業を始めたんだろうなと思っていた。だけど、本当の目的は酵母と戯れることだったらしい。。どいうこと!酵母と遊びたくて事業を始めるって、すごい勇気。怖くなかったのかな。これで上手くいくの?って思ったけど、やっぱり上手くはいってなかった。90年代末、ビール事業の影響で鈴木さんは無給だったらしい。

結構衝撃だったのは、鈴木さんはある時期まで、お客様が何を求めているかを考えていなかったらしい。マジか。本書に明確な時期は書かれていなかったけど、考え始めたのが2003年の世界大会で金賞を取った後。ということは、1997年にクラフトビール市場に参入後、結構な期間ということになる。そこから、この成功。凄いな。

本書を読んだ後、クラフトビールが飲みたくなった。スマホで良さそうなお店を見つけて、出発。なんと伺ったお店に、伊勢角屋麦酒のヒメホワイトがあったので早速注文。本書にも書かれてるけど、ヒメホワイトは伊勢の酵母で作られたビール。美味しかったなぁ。また、飲もう。