夜の歌

プログラミング、音楽、本について緩く書いていきます。

『生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究 』 仲野徹

文庫版のおまけとして、『「超二流」研究者の自叙伝』と銘打って仲野先生の話も書かれている。最初の研究室での話、ドイツ留学、本庶佑研究室での研究など詳しく書かれていて面白い。

どうやら、本庶佑研究室での研究は、大変なストレスの中で行われたようだ。生命科学の三大誌に筆頭著者での論文掲載経験がなければ、廊下の真ん中を歩いてはいけない雰囲気。しかも、中途採用で知り合いが一人もいない厳しい状況。いくら、仲野先生が自己肯定感が高いとはいえ、ストレス感じそう。