夜の歌

プログラミング、音楽、本について緩く書いていきます。

『1本5000円のレンコンがバカ売れする理由』 野口 憲一

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由 (新潮新書)

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由 (新潮新書)

honzのレビューを読んで購入。レンコン農家に生まれた著者が、レンコンを1本5000円で売ろうと試行錯誤する姿が書かれた一冊。試行錯誤する姿が面白い。父親に凄く反対されるが折れないし、なかなかレンコンが売れない中イベントに参加したり販路を探す。そんな中、総合食品商社の方から話を持ちかけられ、徐々に光が見えてくる。

意外だったのが、レンコン購入業者の目線で商品を作ることを否定していること。例えば、業者からレンコンを真空パックにできないかとの要望が結構あるらしい。ただ、著者はその申し出を断っている。技術的にレンコンを真空パックにするのは可能らしいが、真空パックにするにしてもコストがかかる。そのコスト分を吸収する利益が出るかといったら、疑問があるらしい。

どんな仕事でも、買う側からの要望は結構あると思う。その中で、やるやらないの判断を下すのは結構難しい。目の前の売り上げって大事だしね。

とりあえず、レンコン買いたいなぁ。

honz.jp