2017-06-14 『東芝解体 電機メーカーが消える日』 大西康之 書評 東芝解体 電機メーカーが消える日 (講談社現代新書)作者: 大西康之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/05/17メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 日本の電機メーカーの凋落を書いた一冊。日本の電機メーカーは「電電ファミリー」、「電力ファミリー」、「独立系」の3つに分類される。「電電ファミリー」と「電力ファミリー」は、電力会社や電力会社などから安定した仕事をもらい稼げた時代が終わり、東芝などは倒産の危機に瀕している。 「独立系」と取り上げられたソニーも、最近の商品の売り上げは芳しくなかったようだけど、PlayStation4の売り上げが好調みたい。著者が言うように、テレビなどのエレクトロニクスは捨てて、PlayStationが持つネットワークを活用していく未来の方が良いように思う。他の会社で、PlayStationと同規模のネットワークを持っている会社はいないからね。