夜の歌

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無罪請負人 刑事弁護とは何か?   弘中 惇一郎

5年前くらいに、堀江貴文さんの「徹底抗戦」を大学の図書館で読んだ記憶がある。「徹底抗戦」を読むまで、堀江さんのイメージは悪かった。しかし、「徹底抗戦」を読む限り、堀江さんは犯罪を犯していなかった。個人的には、冤罪だと思う。その時に、堀江さんの弁護をしていたのが弘中弁護士。


弘中弁護士は、堀江さんを始め、小沢一郎さん、鈴木宗男さん、ロス事件の三浦 和義さん等の弁護をしていた方。弘中さんが弁護をする人たちは、世の中で悪人のイメージが付いた人が多い。しかし、弘中弁護士は、弁護を依頼してきた人と直接会い、依頼人が無罪と思ったら弁護を引け受けるみたい。


本書を読んで、特捜検察の捜査手法に違和感を感じてしまう。結論ありきの取り調べ、巧妙な調書作成。中でも、ガンを患っている鈴木宗男さんの秘書の方を逮捕し、病状を悪化させてまで自白を取ろうとする姿勢には驚いた。拘置所にはエアコンが無いので、過酷な環境らしい。エグい。。