夜の歌

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仕事に効く教養としての「世界史」  出口治明

本書は、歴史が中国で発達した理由、神が生まれた理由、キリスト教について、ユーラシアについて等、著書が世界史の中で重要だと思う事項について書かれている。歴史の中の不明な点や、歴史の流れについて、著者独自の視点が入っていて、読み応えがある。

例えば、中国を理解する為には、中華思想諸子百家遊牧民と農耕民の対立と吸収の歴史、始皇帝のグランドデザインの4つの鍵があるという。

また、中学の世界史では西洋の歴史が中心で、その他の地域は重要ではないと思っていた。しかしそれは間違いで、英国が中国にアヘン戦争で勝つまではユーラシアの方が栄えた。英国も含め、ヨーロッパ諸国が世界を支配し、世界史もヨーロッパ中心で書かれるようになったみたいだ。

オススメの本。